ゆい
まず何から始めたらいいですか?
みさき
それじゃ、仮想通貨の開設方法から流れを解説していくわよ!
「仮想通貨投資を始めてみたいけれど、何から始めていいかわからない」
そんな人に向けて今回は、仮想通貨投資の始め方について、口座開設方法から売買の方法、購入後の注意点などを解説します。
目次
仮想通貨は少額からでも購入可能
仮想通貨には、様々な種類があり、価格もピンキリです。
国内の仮想通貨取引所で扱っている安い通貨であれば数十円、最も高い通貨はビットコインで、数百万円になる場合もあります。
ビットコインの価格だけを見ると高くて手がでないと考える方も結構いますが、ビットコインは0.001BTCから購入が可能です。
例えば、1BTCが100万円の場合、100万円×0.001で1,000円から購入することも可能です。
いきなり大金でトレードするのも怖いと思いますので、まずは少額から初めてみるのもよいでしょう。
仮想通貨取引所の開設から売買までの流れ
仮想通貨を実際に購入する方法を解説します。
1.仮想通貨取引所に口座を開設する
仮想通貨を購入するには、仮想通貨取引所の口座が必要になります。
仮想通貨の口座開設自体は簡単で、メールアドレスとパスワードの設定で終了します。
ただし、売買を行うには、その口座に利用者の個人情報を結びつける「本人確認」の作業が必要になります。
本人確認は書留ハガキに固有の数字が記載されており、入力後トレードが可能になります。
なお、取引所によっては、ハガキを受け取るだけで完了する場合もあります。
それでは、おすすめの国内取引所4つ紹介します。
口座開設だけであれば、無料なのでとりあえず4つ開設してみるのもよいでしょう。
bitbank
bitbankはビットコインの取引手数料が無料の取引所です。
また、別途ビットバンクトレードというFXサービスを行っており、レバレッジは最大20倍となっています。
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- イーサリアム
- モナコイン
- リップル
- ライトコイン
bitFlyer
bitFlyerは、国内最大級の仮想通貨取引所です。
bitFlyer では80%以上の仮想通貨をコールドウォレットで保管するなど高いセキュリティ対策を実施しているほか、PCサイトやスマートフォンアプリの操作性の良さに定評があり、初心者でも安心して利用できる取引所です。
- イーサリアム
- イーサリアムクラシック
- ビットコインキャッシュ
- ライトコイン
- モナコイン
- リスク
zaif
テックビューロ社が運営する取引所で、仮想通貨のプラットフォームであるCOMSAなどシステム開発に力を入れている取引所です。
またビットコインの取引手数料がマイナスにするなどユニークなサービスも展開しています。
- ビットコイン
- イーサリアム
- ネム
- ビットコインキャッシュ
- モナコイン
- その他トークン
bitpoint
Bitpointはビットコインの送金・取引手数料が無料で、最大の特徴はMT4というFX取引ツールを導入し、設定すれば自動売買も可能となることです。
レバレッジは最大25倍で、上級者にもおすすめの取引所になります。
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- イーサリアム
- リップル
- ライトコイン
bitFlyer、zaif、bitpointの手数料比較
取引所名 | 取引手数料(BTC) | BTC送金手数料 | 入金手数料 | 出金手数料 |
bitFlyer | 0.01%~0.15% | 0.0004 BTC (bitWireを除く) |
324円 | 216円~756円 |
Zaif | -0.05%~ -0.01% |
0.0001BTC~ | 486~594円 | 350円~756円 |
bitbank | 無料 | 0.001BTC | 無料 | 540円 756円(3万円以上) |
BITPoint | 無料 | 無料 | 振込手数料実費分 ユーザー負担 | 振込手数料実費分 ユーザー負担 |
仮想通貨取引所の開設時の注意点
仮想通貨取引所の開設時の注意点について紹介します。
最低限セキュリティを行っておかないと、勝手にログインされてお金を盗まれるなどの被害にあう可能性が高くなりますので、注意が必要です。
二段階認証の設定は必須
二段階認証とは、ウォレットへの不正ログインの防止策です。
ログイン時に、IDとパスワードを入力させるほか、登録デバイスに送付した暗証番号の入力を求めることで、本人以外からのログインを防ぎます。
取引所のメニュー画面などから自分で設定する必要があるため、口座開設とセットで行いましょう。
なお、二段階認証を利用するには次のようなアプリが必要になります。
どちらでも問題ありませんが、Authyは、パソコンとスマホで同期できるためおすすめです。
パスワードの長さ・使い回し
口座開設時に設定するパスワードは、できれば数字とアルファベットを組み合わせるなど、長くて複雑なものを設定しましょう。
パスワードは、40文字程度がおすすめですが、取引所によっては、パスワードの文字制限を設けている場合があるので、その場合は最大の文字数になるようにしましょう。
短かったり、アルファベットだけ、数字だけだったりするとハッカーは一瞬で解除してしまうためです。
もちろん他の取引所や別のサイトで利用しているパスワードを使い回すのは論外です。
また、複雑なパスワードにしていると覚えるのはかなり大変です。
このような場合、パスワードを管理してくれるパスワードマネージャーを利用しましょう。
当サイトおすすめのパスワードマネージャーは、次の通りです。
自分に合ったものを利用してみましょう。
メールアドレスの使い回し
メールアドレスについても、SNSや他のショッピングサイトのアカウントなどに使い回しているアドレスを、仮想通貨の口座に設定することはやめましょう。
実際に、使いまわしていたGmailを利用したところ、不正にログインされそうになったことがあります。
また、フェイスブックなどのSNS認証で口座開設を行うこともおすすめしません。
そのSNSに設定しているメールアドレスなどが漏れている可能性が否定できないからです。
なお、Webサイトを作ったことがある場合には、可能であれば、GmailやYahooメールなどのフリーメールは利用せず、仮想通貨取引所ごとに独自ドメインを利用したメールアドレスを使いましょう。
2.入金する
口座開設を終えたら、次は仮想通貨を購入するための資金を口座に入金します。
入金方法はいくつかあるので、一つずつご紹介します。
コンビニ決済
コンビニの代金支払サービスを利用して、取引所の口座に入金する方法です。
取引所のウェブサイトでコンビニ入金を指定し、受理した決済コードをコンビニの支払サービス機に入力すれば店頭で決済ができます。
24時間入金が可能ですが、324円前後の手数料がかかります。
銀行振込
銀行振込みは、取引所が指定する口座に自分名義の口座から振込みを行う方法です。
金融機関の対応時間しか振込はできませんが、指定口座と同じ金融機関から振り込めば手数料無料で入金することも可能です。
ペイジー
ペイジー決済とは、ATMかネットバンキングから支払いができる決済サービスです。
ネットバンキングであれば自宅から24時間いつでも入金することができますが、コンビニ決済同様に324円前後の手数料が発生します。
クレジットカード
クレジットカード決済で仮想通貨を購入するサービスです。
手持ち資金がなくても購入できることがメリットでしたが、最近ではbitFlyer、Zaifなど大手取引所で次々とクレジットカード決済が中止されています。
主な理由は仮想通貨の乱高下により返済不能となるリスクを、クレジットカード会社が危惧したためのようです。
3.仮想通貨の売買
続いては仮想通貨の売買方法です。
仮想通貨には、現物取引と信用取引があります。
現物取引とは手持ち資金の範囲内での取引をいい、信用取引は証拠金にレバレッジをかけてより大きな額の投資にチャレンジする取引です。
信用取引はリスクが高く知識も必要であるため、まずは現物取引から始めましょう。
それでは、Zaifの取引画面での操作方法を説明します。
仮想通貨の買い方
現物取引で仮想通貨を購入する場合、まずは「現物買い」のタブを選択します。
次に仮想通貨の注文を行います。
注文の方法は指値と成行の2つです。
指値は購入価格と購入量を指定することで、その注文より条件のよい反対注文があればマッチングしてもらえます。
成行は量のみを指定すれば、その時の一番の好条件での取引が自動的に成立する注文方法です。
さらに、購入量の横に「使用残高」というボタンがありますが、これは口座に入金されている日本円の何割を購入に充てるかというものです。
例えば100%を選択すれば、保有する日本円を全てその購入に充てることとなり、50%なら半分になります。
また「リミット売り」といい、今回購入した仮想通貨が一定の価格を上回った時に自動的に売りに出す設定を任意でつけることも可能です。
買い注文時の指値より大きい値を入力する必要があります。
仮想通貨の売り方
売り方も基本的には買い方と同じ流れです。
まずは「現物売り」を選択し、指値注文であれば価格と量を、成行注文であれば量を指定します。
こちらもリミット買いといい、指値より小さい額で自動的に買いに出る設定を付けることが可能です。
自分で売買が面倒な人はzaifの仮想通貨積み立てがおすすめ
もし自分で売買する時間がない人や売買のタイミングを考えるのが苦手な人は、Zaifの「コイン積立」が便利です。
「コイン積立」とは、任意設定した一定金額を毎月指定口座から引き落とし、希望の仮想通貨を自動買付けしてくれるサービスです。
購入方法は「ドル・コスト平均法」といって、一定額で買付けを行った仮想通貨を長期的に保有することで、リスクを軽減する方法になります。
購入後の注意点
仮想通貨を購入した後は、次の2点に気をつける必要があります。
仮想通貨の売買で利益が出た場合には税金がかかる
仮想通貨の売買や買い物は、所得税の課税対象となります。
さらに一定以上の所得が生じた場合は確定申告の対象となるため、注意が必要です。
売買をすぐに行わない場合には自分のウォレットへ移す
仮想通貨取引所は常にハッカーに狙われています。
2018年1月に発生した過去最大と言われるコインチェックの仮想通貨流出事件でも、狙われたのは取引所のウォレットでした。
取引所のセキュリティ強化策も求められるところですが、やはり取引所のウォレットに必要以上の仮想通貨や法定通貨を預けないなど、ユーザー側の自己防衛も求められます。
売買に使わない多額の仮想通貨や法定通貨は取引所に安易に放置せず、個人でハードウェアウォレット等を用意して安全に管理しましょう。